TOPICS & PERSPECTIVES / 特撮・エンタメ考察

初代ウルトラマンと仮面ライダー旧1号、なぜ客層が違って見える? Xの議論から考える世代のつながり

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全部見なくても好きになれる――次の世代へつなぐ入口

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何十年も続くシリーズを、最初から全部見るのは大変です。好きになる前に「まず全作品を履修して」と言われたら、大人でも身構えてしまいますよね。

今回の議論で面白かったのは、全部を知らなくても、まず好きになれる入口への指摘でした。短い映像、紹介番組、怪獣、玩具。作品の本編以外にも、出会い方はいろいろあります。

11.必殺技の一場面からでも、好きになっていい

@neora31さんは、ウルトラマンの必殺技などをまとめた映像商品を挙げ、全話視聴を前提にしない入口の積み重ねを指摘しています。

必殺技などの短い映像から入れる強み — @neora31

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この投稿から考えられるのは、「物語を理解してから好きになる」以外の順番です。光線が格好いい、声が気になる、ポーズを真似したい。そんな小さな関心から名前を覚え、あとで本編を見たくなることもあるでしょう。

もちろん、短い映像だけで作品の魅力のすべてが伝わるわけではありません。それでも、最初の一歩としては十分かもしれません。入口の役割と、深く楽しむための本編の役割を分けて考えると、見え方が変わります。

12.今の作品を止めずに、昔の作品も紹介する

@ayaya82037495さんは、現行作品をやめて旧作を再放送するような考え方ではなく、別枠で過去のライダーを紹介する番組を望んでいます。

現行作品を続けながら旧作を紹介する枠を望む意見 — @ayaya82037495

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今の子どもが夢中になっている主人公を、そのまま大切にする。そのうえで「この人につながる先輩もいるよ」と紹介する。過去作品への興味を広げるなら、そんな関係が自然に感じられます。

そして、仮面ライダー側に旧作への入口がまったくない、とも言えません。東映は2021年、昭和・平成・令和にわたるテレビシリーズ30作品の第1〜2話を無料配信する企画を告知しています。これは過去に実施が告知された施策の例で、現在の各話の配信状況を保証するものではありません。[東映・2021年の告知]

問うべきなのは入口の有無だけでなく、見つけやすさや、そこで興味を持った人が次へ進みやすいか、という部分なのかもしれません。

13.ヒーローだけでなく、怪獣からつながる

@2ugmvcawdx2iujuさんは、ウルトラマンの怪獣が作品をまたいで登場することに着目し、認知や商品との接点に関わっているのではないかと述べています。

作品をまたぐ怪獣の登場と認知のつながり — @2ugmvcawdx2iuju

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@myouzinmionさんも、怪獣をシリーズ共通の枠組みとして捉える意見を寄せています。

怪獣という枠組みの継続性と商品への接点 — @myouzinmion

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この二つの投稿から広げて考えると、子どもにとっては「昔の作品の怪獣」ではなく、「この前見た、好きな怪獣」という出会い方があるのかもしれません。放送された年代を知らなくても、姿や鳴き声、戦い方を好きになることはできます。

これは、ヒーロー本人だけで過去と現在をつなぐ必要はない、という見方にもつながります。敵、道具、音楽など、作品の周りにある要素も、前の作品に興味を持つきっかけになり得ます。

なお、投稿で挙げられた怪獣・怪人の商品化や人気の差を、ここで統計的に比較しているわけではありません。ライダーや戦隊にも再登場や共演の例があり、例外のない違いとして捉えるのは避けたいところです。